クラウドベースのマーケティング・プラットフォームを提供する米Turnは8月29日、日本での事業を開始した。
Turnはシリコンバレーに本社を置くマーケティング・プラットフォームベンダで、広告代理店や企業に向け、データマネジメントプラットフォーム「Audience Suite」と、ビデオやモバイル、ソーシャルおよびディスプレイ広告用プラットフォーム「Campaign Suite」の2つを提供している。ディスプレイ広告に関する将来的な成長を見越し、日本市場進出に至ったという。
日本市場の責任者として就任したのは佐藤瑛人氏。佐藤氏はExcite Japanにて営業および事業開発部門に従事し、また前職であるGoogleの戦略的事業開発担当マネージャー時代には、日本市場においてDoubleClick Ad Exchange 、DoubleClick Search 、DoubleClick Bid Manager を立ち上げた実績を持つ。佐藤氏率いる日本国内のアカウントチームは、まずTurnのアジア太平洋地域チームに所属し、事業展開に取り組んでいくという。同社は昨年から香港/シンガポール/オーストラリアで事業を開始してアジア太平洋地域で急速に成長を続けており、日本は同地域における4番目の拠点となる。
日本での事業展開に際しては、まずPeer39やProximicなど国内外の主要な広告在庫およびデータ提供事業者と共同で、日本企業向けのポートフォリオを構築していく。今後数カ月間で、日本チームの拡大を続け、人員を揃えていく予定。Turnのデジタル広告プラットフォームは、AegisやAT&T、Chrysler、Experian、IPG/Mediabrands、OMG、Vivakiなど世界のトップブランドや広告代理店に展開されており、日本市場でのさらなる拡大が見込まれる。
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