NTTデータは7月1日、社内や関係会社を含め、ビッグデータに関する関係組織を集約した「ビッグデータビジネス推進室」を立ち上げたと発表した。
ビッグデータのスペシャリストを130人集め、(1)企業の潜在ニーズの掘り起こし、(2)価値創出/定着化のサポート、(3)分野/業界軸の新サービス、ソリューションの整備/展開をトータルでサポートしていくという。具体的には、NTTデータ内でビジネス創出や分析、基盤構築、ソリューションを提供してきた組織と、分析ノウハウに強い数理システムとの連携を強化し、顧客のデータ活用を支援する。また、データの保管やビジネスインテリジェンス、ビジネスアナリティクスなど異なるテーマを業種横断的に統合し、業界標準仕様/サービスを構築していく。
「ビッグデータ関連市場は拡大している」という見方がある一方で、顧客企業の多くは、ビッグデータの取り組みについてまだ検討段階というギャップがある。NTTデータはこうしたギャップを解消し、顧客企業のニーズの発掘から課題解決/価値創造までを支援するためにこのビッグデータビジネス推進室を立ち上げたという。
ビッグデータビジネス推進室では、実用化検証をサポートする「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」を備え、検討中から活用中の企業まで含め、ビッグデータによる価値創出や定着化に向けたサポートをする。同社は2015年までに、ビッグデータ分野の売り上げで200億円を目指すという。
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