日本HPは、顧客のビジネス要件に合わせた分析システムの考案から、実際の構築、運用までを行うコンサルティングサービスを提供していく。
日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2月29日、企業のビッグデータ(多種・大量のデータ)活用を支援する「HP ビッグデータ分析コンサルティングサービス」および「HP ビッグデータバッチ処理高速化コンサルティングサービス」の提供を開始した。
HP ビッグデータ分析コンサルティングサービスは、顧客の非構造化データの活用に向けた企画立案、ロードマップの策定、データ分析基盤の設計、構築、運用を行うというもの。具体的には、日本HPの社内外のビッグデータ活用事例や最新製品を紹介する「ディスカバリーワークショップ」、顧客のビジネス要件に合わせた分析システムの考案や効果予測、テストを実施する「分析支援コンサルティングサービス」、実際に分析システムの設計、構築、運用を行う「分析システム導入・運用支援サービス」を提供する。
HP ビッグデータバッチ処理高速化コンサルティングサービスは、顧客の環境に合うバッチ処理高速化システムを提案し、導入および運用支援を行うというもの。具体的には、ワークショップで顧客の既存システムの問題点を明らかにする「バッチ処理高速化コンサルティングサービス」、システムの設計、テスト、開発を行う「バッチ処理高速化システム導入支援サービス」、「バッチ処理高速化システム運用支援サービス」を提供する。
2つの新サービスは、同社が昨年12月に発表した「HP Hadoop HBaseサービス」に次ぐもの。今回のサービスでは、同社が昨年買収したAutonomyやVerticaの製品を含め、幅広い技術を活用していくという。
日本HPの有安健二 執行役員テクノロジーコンサルティング統括本部長は「ビッグデータによって企業のビジネス革新を支援するためには、単なるツールの提供だけでは不十分だ」とし、サーバ製品やストレージ製品、ネットワーク製品などにコンサルティングサービスを加えた幅広い製品/サービスで顧客のビッグデータ活用を支援していくと強調した。
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