NTTデータは6月28日、Android端末をベースにした金融機関向け営業支援サービス『CONTIMIXE(コンティミクス)クラウド』について、城北信用金庫と諏訪信用金庫が本格導入を決定したことを発表した。
CONTIMIXEクラウドは、今月17日よりNTTデータが提供を開始した月額制のクラウド型SFAサービス。提供しているアプリケーション機能は、ほとんどの金融機関で汎用的に利用できるものであり、2013年1月より城北信用金庫と諏訪信用金庫で試験運用を実施していたという。
金融商品が複雑化し、また個々人のライフスタイルが変化する中、営業資料は膨大になり、さまざまなニーズに適したマネープランの提示をすることが難しくなっている。CONTIMIXEクラウドは、現場の営業担当者がAndroid端末を通じて多様な営業資料をタイムリーに提示し、さらに市場のリアルタイム情報に基づく資金統計値を顧客に提示することで、金融機関の営業業務を支援する。
今回、両信金に提供するサービス機能は大きく分けると以下の2種類になる。どの金融機関でも汎用的に利用できるCONTIMIXEクラウドの基本機能だという。
1. 基盤サービス
端末管理、アプリ管理、セキュリティなどの機能を提供し、セキュアな環境でのモバイル端末運用を支援。
2. 業務サービス
また2013年度下期には、信用金庫向けの機能として「プライベート型営業支援サービス」を提供する予定。プライベート型営業支援サービスは、しんきん共同システムを利用している各信用金庫に対し、個別のニーズに応じて独自ソリューションを構築できる。各信用金庫の個別要件に対応するため、例えば社内勘定系システムと連携して顧客情報などをAndroid端末で参照することもできる。
NTTデータは今後もアプリケーションの拡充を図り、2016年3月までに金融機関向けとして1万3000台の導入を目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.