SNS「mixi」を運営するミクシィがこのほど、オンライン広告取引プラットフォーム(DSP)事業に参入した。mixi IDのユーザーデータを生かし、高精度にターゲティングできるDSP「Vantage」を構築。1インプレッション単位で広告枠を競争入札するRTB(Real Time Bidding)機能も備え、広告主のプロモーションに適した最適なメディアに配信するとうたう。
配信先はmixi内にとどまらない。配信先のSSP(Supply Side Platform)として、ユナイテッドのスマートフォン特化型広告配信SSP「AdStir」(アドステア)を採用。月間インプレッションが100億を超えるという国内最大級のプラットフォームに、mixiのユーザーデータをいかしたターゲティング広告を配信できる仕組みだ。
第3回 SSP活用でメディアが広告収益を最大化させるためのポイント
SSPとは、「Supply Side Platform」(サプライサイドプラットフォーム)、もしくは「Sell Side Platform」(セルサイドプラットフォーム)の略で、広告枠を提供しているメディア(Webサービス、アプリデベロッパー)が利用する広告プラットフォームのこと。今回はSSPの活用方法として、メディエーション機能とRTB広告を使ったマネタイズ手法のポイントをお伝えする。