mixi上で展開したNikeのキャンペーンに「ソーシャルバナー広告」を導入した結果、3週間で213万人を誘導し、その8割が友人経由だったという。
ミクシィは6月23日、ソーシャルグラフとバナー広告を組み合わせた「ソーシャルバナー広告」をナイキジャパンのキャンペーンに活用した結果、21日間の期間中に213万人を誘導し、その8割が友人経由だった──という結果を公表した。CTR(Click Through Rate)は通常バナー広告と比べ約11倍(PC版)だったという。
キャンペーンは「NIKEiD FRIEND STUDIO」。靴やバッグを自由にカスタマイズできる「NIKEiD」のプロモーションとして、mixi上の作成ツールでユーザーがオリジナルデザインの靴を作成してキャンペーンに参加、mixiチェックを使って友人と共有したり、自分のデザインを表示するオリジナルバナーを作成することができた。
5月31日から6月20日まで展開し、NIKE FRIEND STUDIOサイトを訪れたユニークユーザーは213万人に(PCとモバイルの重複を含まず)。そのうち80%が、友人が制作したソーシャルバナーか友人からのフィードで訪問していた。CTRは通常バナー広告と比べPC版で約11倍、モバイル版で約16倍だったという。遷移先では「COOL」ボタンが累計640万回クリックされた。
ナイキジャパンは「ブランド認知がさらに高まっただけでなく、NIKEiD公式サイトのトラフィックもキャンペーン前と比べてほぼ2倍になり、カスタマイズ対象のモデルは期間中に全世界で日本の売り上げがトップレベルになった」と評価。ミクシィは「既存のバナー広告では反応しづらいユーザー層にも友人・知人経由で情報が伝播しやすい環境が整えられ、その先のランディングページを通じ、よりブランド情報やキャンペーン情報を効果的に伝えていくことが可能」としている。
同キャンペーンは、ミクシィが合弁で設立した新会社「バスキュール号」が制作を担当した最初の案件。
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