米カプコン、「バイオハザード」発売キャンペーンでFacebookを利用――先行予約の目標数値50%増を達成“希望は残されていない”

Facebook公式アカウントの1つである「Facebookマーケティング」は3月11日、人気ゲーム「バイオハザード」を提供するカプコンのFacebook活用事例を発表した。

» 2013年03月12日 12時29分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 これは2012年10月に発売された同ゲームシリーズ最新作「バイオハザード6」(英語タイトル:“Resident Evil 6”、以下「バイオハザード」)のリリースに先駆けて進めたキャンペーン活動事例だ。これにより同社は先行予約目標数の50%を上回る数値を達成したほか、20万人以上の新規ファンを獲得し、ファン数が8%上昇するなどの成果を修めたという。

 カプコン米国オフィスが、米国でのバイオハザード発売に当たり、Facebookを利用したキャンペーンを開始したのは、発売9カ月前の2012年1月のこと。「バイオハザードのFacebookページによる既存ファンとの交流の活発化と、新規ファンの獲得」「最新作について、メディアやインターネットの話題作り」「先行予約の促進」という3つの目標を掲げ、3段階の施策を重ねていった。

 準備段階として、同年1月19日の新作発表前に、「nohopeleft.com」というマイクロサイトを立ち上げ、ティザーコンテンツ(断片的な情報で構成する“じらし広告”)の配信を開始。また「No Hope Left」(希望は残されていない)のFacebookページでは、バイオハザードの既存ファンにアプローチするホラー動画や写真を掲載して、そのクチコミ効果で新しい層を開拓、Facebookを使ったキャンペーンを加速していった。

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