コムニコとスケダチはインバウンドマーケティング専業の新会社「マーケティングエンジン」を共同で設立し、営業を開始したと9月19日に発表した。
マーケティングエンジンは企業がインバウンドマーケティングを導入する際の戦略/運営プロセスの立案や運用、コンテンツの企画制作を行う。インバウンドマーケティングは検索やソーシャルメディアなど、情報を探している顧客からの問い合わせを目指すマーケティングの手法。インバウンドマーケティング専業企業の設立は日本で初めてだという。代表取締役には、ブリッジインターナショナルで役員を務めた経験のある尾花淳氏が就任した。
同社は米HubSpotの統合ソフトウェアの国内販売を行う。HubSpotはインバウンドマーケティングの提唱企業で、インバウンドマーケティングの統合ソフトウェアを世界45カ国で中小のB2B企業を中心に、6000社以上に提供している。HubSpotの提供するインバウンドマーケティングの統合ソフトウェアは、CMS(コンテンツ管理システム)やSEO対策、ソーシャルメディア運用、見込み客管理、各マーケティング施策の効果測定・分析ツールなどが統合化されたソフトウェアで、人気が高まっている。
- 第1回 「見込み客」が、「こっちを振り向いてくれる」瞬間を見極める
見込み客の検討プロセスを後押しし、その検討度合いを把握し、しかるべきタイミングで営業コミュニケーションにつなげる――。BtoBビジネスを行う企業において、マーケティング部門の任務は、営業部門がその先の見込み客と「お互いが出会えて嬉しい状態」をセッティングすることにある。その方法とは?
- 第2回 調査データから読み解くBtoB商材の導入検討に関する新事実
「過去に営業に来られた」だけでは製品選定の候補に挙げない、と回答する企業が多い一方、「情報収集、課題形成において参考になった業者/企業」を(製品選定の)候補として挙げる企業は3分の1以上もいる――。アンケートが明らかにする顧客のキモチ。
- 第1回 マルチチャネルキャンペーンの効率的な統合管理と実施事例
マルチチャネル施策を計画するには、まずキャンペーン全体を俯瞰し、リードを顧客化/リピーター化するためのプロセスと最適なタッチポイント(メディア+コンテンツ)を設計、企画することが必要である。まずはそれぞれのプロセスにおいて、最も有効だと思われるタッチポイントを選んで組み合わせ、予算を最適に配分しよう。
- 第1回 なぜ、今、インバウンドマーケティングなのか
企業や消費者の購買行動の変化、および、売る側に求められる変革の圧力という観点から、いま、インバウンドマーケティングが注目される背景を考察する。
- 第2回 インバウンドマーケティングの全体像を捉える
「基礎から理解するインバウンドマーケティング」第2回では、インバウンドマーケティングの構造を考える。全体を「見つけられる」「期待を得る」「信頼を得る」という3つのステップに分けると理解しやすい。
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