ソーシャルメディアを使っていて想起するブランドは「ローソン」、gooリサーチ/ループス調査ブランド想起

gooリサーチとループス・コミュニケーションズは1月30日、 「企業のソーシャルメディア活用想起」に関する共同調査の結果を発表した。ソーシャルメディア全体では「ローソン」、Facebookでは「スターバックス」、Twitterでは「NHK」、LINEでは「KFC」が多く想起された。

» 2013年02月01日 16時04分 公開
[ITmedia マーケティング]

 NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションとループス・コミュニケーションズは、「Facebook」「mixi」「Twitter」「LINE」「その他ソーシャルメディア」という5つの括りで「企業のソーシャルメディア活用想起」に関する調査結果を発表した。各ソーシャルメディアを週1回以上利用している人が対象。調査方法は回答者1名につき、代表的なソーシャルメディアごとに想起される企業/ブランド/キャラクター名などを3つまで自由回答形式で挙げてもらい、どのような点に魅力を感じたのか確認した。

 ソーシャルメディア別の回答を統合すると、1位「ローソン」、2位「NHK」、3位「ケンタッキーフライドチキン」の順で合計想起数が多かった。また、Facebook、Twitter、LINE、mixi利用者では、約6〜7割のユーザーが何らかの企業/ブランド/キャラクター名を想起するという結果が出た。

 Facebookでは「スターバックス」(20件)の想起が最多だった。また、「キリンビール」(12件)、「サントリー」(11件)が続き、飲料系のブランドが強く想起された。その他、「全日空」「トヨタ」「無印良品」「JAL」「コカ・コーラ」「パナソニック」などが続いて挙げられた。また、上記の企業/ブランド/キャラクター名について好感を持った点では、「新商品情報」「キャンペーン」「ゲーム」「写真」などに関する意見が多く挙げられた。

 Twitterでは「NHK」の想起が40件と多く、第2位は「ソフトバンク」(24件)だった。その他、「ガチャピン」「くまモン」「有吉弘行」といったキャラクター、芸能人が10票前後で挙げられた。Twitterで上記の企業、ブランド、キャラクター名について魅力を感じた点の内訳を見ると「柔らかい対応による親近感」「ネットならではのネタ/情報提供」「対応の早さ」「双方向のコミュニケーション」などにより、好感や評価が高まっている。

 LINEでは「ケンタッキーフライドチキン」(31件)、「ローソン」(26件)の回答数が多く、LINEのキャラクターとほぼ同数で想起された。3位には「すき家」、4位には「マツモトキヨシ」が挙げられ、共にクーポンを配信している影響が及んだものと考えられる。魅力を感じた点では、「LINE限定のクーポン」「会員特典」の回答が多かった。スタンプを絡めた企業キャラクターとのコミュニケーションにより、支持が多く集められているものと考えられる。

 mixiでは、「ソニー」(9件)、「コカ・コーラ」(8件)の想起数が多かった。両者ともに男性層に多く想起された。その他のソーシャルメディアで魅力/好感/評価できると感じた企業やブランド、キャラクター名では「初音ミク」「ソニー」「トヨタ」「AKB48」の想起数が多かった。

 ソーシャルメディアを利用している際に、友達との会話の中で挙げられる企業コンテンツやキャラクターは「LINEのスタンプ」(17件)が突出して多かった。

 詳しい調査結果はこちらから閲覧できる。

■調査概要

調査対象:「gooリサーチ」登録モニター

調査方法: 非公開型インターネットアンケート

調査期間: 2012年12月3日〜2012年12月17日

有効回答者数: 1023名

回答者の属性:

男性  18歳未満 4.8%、18〜19歳 9.6%、20〜24歳 6.5%、25〜29歳 10.5%、

    30〜34歳 3.6%、35〜39歳 5.5%、40〜44歳 3.0%、45〜49歳 1.9%、

    50〜54歳 1.6%、55歳以上 2.9%

女性  18歳未満 5.2%、18〜19歳 11.0%、20〜24歳 6.0%、25〜29歳 11.0%、

    30〜34歳 4.0%、35〜39歳  4.9%、40〜44歳 2.2%、45〜49歳 1.8%、

    50〜54歳 1.6%、55歳以上  2.5%


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.