B2Bサイトランキング2024、三菱電機が2年連続トップ――トライベック・ブランド戦略研究所調べ今日のリサーチ

トライベック・ブランド戦略研究所は、B2Bサイトのビジネス貢献度を評価する調査の結果を発表しました

» 2024年06月11日 18時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 トライベックの調査・分析機関であるトライベック・ブランド戦略研究所は、B2B企業のWebサイトのビジネス貢献度を評価する「B2Bサイト調査2024」の結果を発表しました。

 B2Bの製品・サービス購入において重要な情報源となる企業Webサイト。同調査では有力企業197サイトについて「アクセス率×ニーズ充足率」によってニーズ充足度を算出し、サイトスコアとしています。アクセス率はターゲットのうち過去1年以内に業務目的でアクセスした人の割合、ニーズ充足率はアクセス者のうちニーズが充足された人の割合を示します。

 2024年の総合ランキング1位は三菱電機(FA:制御機器)で、サイトスコアは58.0%。2位はオムロン(制御機器)、3位はキーエンスが続きました。また、2024年の変革が予想される中、今回新たに調査対象とした「物流」分野から、ヤマト運輸(法人のお客さま)が5位にランクイン。同じく物流の佐川急便、日本郵便(法人のお客さま)も高いスコアを得ています。総合ランキングトップ20は以下の通りです。

B2Bサイトスコアランキング<総合ランキング上位20>(出典:トライベック、以下同)

「メタバース展示会」はFA分野で高い利用意向

 ニーズ充足率ランキングの1位はセイコーエプソン(ビジネス用)で85.6%、2位はキヤノン(法人のお客さま)で85.0%でした。いずれもドキュメントソリューションのサイトが大幅ランクアップした形です。

ニーズ充足率ランキング<総合ランキング上位20>

 今回の調査では「メタバース展示会」への利用意向も聴取しています。全体平均で利用意向率は4割強ですが、FA分野では5割を超えています。

「メタバース展示会」の利用意向

 メタバース展示会に対する懸念としては「コミュニケーションの正確性」や「PCや回線の環境負荷」「操作性」が挙げられた一方で「参加する場所を選ばない」「移動時間の短縮」といった利点も評価されました。

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