トライベック・ブランド戦略研究所は、B2Bサイトのビジネス貢献度を評価する調査の結果を発表しました
トライベックの調査・分析機関であるトライベック・ブランド戦略研究所は、B2B企業のWebサイトのビジネス貢献度を評価する「B2Bサイト調査2024」の結果を発表しました。
B2Bの製品・サービス購入において重要な情報源となる企業Webサイト。同調査では有力企業197サイトについて「アクセス率×ニーズ充足率」によってニーズ充足度を算出し、サイトスコアとしています。アクセス率はターゲットのうち過去1年以内に業務目的でアクセスした人の割合、ニーズ充足率はアクセス者のうちニーズが充足された人の割合を示します。
2024年の総合ランキング1位は三菱電機(FA:制御機器)で、サイトスコアは58.0%。2位はオムロン(制御機器)、3位はキーエンスが続きました。また、2024年の変革が予想される中、今回新たに調査対象とした「物流」分野から、ヤマト運輸(法人のお客さま)が5位にランクイン。同じく物流の佐川急便、日本郵便(法人のお客さま)も高いスコアを得ています。総合ランキングトップ20は以下の通りです。
ニーズ充足率ランキングの1位はセイコーエプソン(ビジネス用)で85.6%、2位はキヤノン(法人のお客さま)で85.0%でした。いずれもドキュメントソリューションのサイトが大幅ランクアップした形です。
今回の調査では「メタバース展示会」への利用意向も聴取しています。全体平均で利用意向率は4割強ですが、FA分野では5割を超えています。
メタバース展示会に対する懸念としては「コミュニケーションの正確性」や「PCや回線の環境負荷」「操作性」が挙げられた一方で「参加する場所を選ばない」「移動時間の短縮」といった利点も評価されました。
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