「カンヌライオンズ2023」モバイル部門の受賞作の傾向を関連記事で振り返ります。
世界最大級の国際広告賞「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」が2023年もフランスのカンヌ市で開催されました。
この地で毎年開催される国際映画祭の影響を受け、劇場CMの業界団体であるSAWA(Screen Advertising World Association)が初めて国際広告フィルム祭を立ち上げたのが1954年。70回目の開催となったカンヌライオンズ2023には、全30部門で2万6992点の作品がエントリーされました。
その中でモバイル部門で審査員を務めたのが電通の田中直基氏。田中氏と2021年に同部門の審査員を務めたI&CO Tokyo共同代表の高宮範有氏はITmedia マーケティングの対談記事の中で、2023年のゴールド受賞作には「クリエイティブ回帰」の傾向が見られると語っています。ソーシャルグッドを前面に押し出すだけ、あるいはAIをはじめとする技術をアピールするだけでは不十分。「伝達」におけるの部分のイノベーションがあってこそのカンヌライオンズであるというわけです。
広告クリエイティブのアイデンティティーを体現したグランプリ受賞作「World Cup Delivery」(PedidosYa)をはじめとする受賞作について知り、これからのクリエイティブの在り方の参考にしてみてはいかがでしょうか。
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