調査リポート
» 2020年06月01日 09時00分 公開

今日のリサーチ:アルムナイ(離職者)経済圏は年間1兆1500億円――パーソル総合研究所が調査

離職後と元在籍企業との関係性を明らかにし、双方にとってどのようなメリットを享受できるかを考察しています。

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 アルムナイ(Alumni)とは「同窓生」「卒業生」「交友」を意味する英語。企業のHR(人事)領域においては離職者を指す言葉として使われます。一度雇用/被雇用関係にあった間柄はそう簡単になかったことにはなりません。企業と離職者のつながりは一般的にどうなっており、どうあるのが望ましいのでしょうか。パーソル総合研究所は、企業のアルムナイに関する調査結果を発表しました。

 同調査では離職者による元在籍企業(ここでは現在より一つ前に在籍していた企業)や元同僚との取引範囲を「アルムナイ経済圏」と定義しています。その規模を推計すると年間1兆1500億円に上ることが明らかになりました

 アルムナイ経済圏の市場規模推計値は、年間の離職者数(パートタイム除く一般労働者)から非自発的な離職(事務所側の理由・定年など)を除き、離職者一人当たりの年間取引額をかけて算出しています。年間の離職者数と非自発的な離職は厚生労働省「平成29年雇用動向調査」の結果を、離職者一人当たりの年間取引額はパーソル総合研究所調査より業界割合調整済の数値を用いています。全体から元同僚との取引を除き、元在籍企業との取引に限定した狭義のアルムナイ経済圏だけ見ても、その規模は年間4400億円となるということです。

アルムナイ意識の高い離職者が元在籍企業やその製品を推奨してくれる

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