電通デジタルが「Private Cross Media Planner」の本格提供を開始統合的にKPIを最適化

顧客企業のアクチュアルデータを基に広告予算最適化ツールをカスタマイズするサービス。

» 2019年10月25日 13時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 電通デジタルは、顧客企業のマス広告およびデジタル広告におけるリーチ、ビューアビリティー、態度変容効果といったアクチュアルデータを基に、より精緻な広告予算配分を個別に導出できるサービス「Private Cross Media Planner」の本格提供を開始した。

 従来のメディアプランニングにおいてデータドリブンな仕組みを構築しようとすると、プロモーション実施ごとに顧客企業が調査した広告効果の計測値を統合し、精緻なプランニング目標を設定しながらKGIを継続的に高めていくという手法を取る必要があった。また、アドフラウドやビューアビリティーといった指標や、媒体ごとのターゲティング精度指標を含めた統合的なKPIの最適化シミュレーションは容易ではなかった。

 Private Cross Media Plannerは顧客企業が蓄積しているさまざまな計測値を取り込み、統計処理による最適な予算配分算出が可能になるスキームを構築。プランニングの精度を高め、KPIを最大化する最適予算配分を実現する。

 導入に当たっては顧客企業ごとに計測データを用意する必要があるが、計測データを保有しない場合には、データ補完や広告出稿に伴う計測ツール導入からサポートする。提供を受けたデータを他企業へ転用することはない。最大化させたいKPIは柔軟に変更可能だ。

「Private CMP」の仕組み《クリックで拡大》

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