新しい移動の概念であるMaaS。日本では今後どのように展開していくのでしょうか。
デロイト トーマツ グループは「MaaSがもたらすモビリティ革命―日本版MaaSの可能性−」と題した調査レポートを発表しました。
MaaS(Mobility as a Service)とは、マイカー以外の全ての交通手段によるモビリティ(移動)を1つのサービスとして捉える新たな移動の概念。利用者がスマートフォンのアプリを用いて交通手段やルートを検索・利用し、運賃の決済までをシームレスかつ効率的に行えるような利用シーンが想定されています。
MaaSへの関心は日本でも高まっていますが、今回は日本が抱える特有なモビリティ課題を明らかにすべく、中核都市部/地方都市部と世代別で実施した利用者調査(全国各地に住む男女約5000人にアンケート調査)を基に、日本におけるMaaSの将来像と可能性を分析しています。
現状の公共交通機関について不便に思っている点を聞くと「自動車がないと生活できないため不便である」との回答が他項目と比較して最も高く、特に地方都市部では76.2%になりました。
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