Twitter Japanが2018年末に開催した事業戦略説明会より、広告ビジネスに関するポイントを紹介する。
Twitter Japanは2018年12月26日、事業戦略説明会を開催。同社代表取締役で米Twitterの副社長も兼務する笹本 裕氏が、主に日本市場を中心としたビジネスの進捗(しんちょく)と今後の展望について語った。本稿では広告ビジネスにトピックを絞り、その要点を簡潔に紹介する。
2018年10月時点におけるTwitterの月間アクティブユーザー(MAU)数は世界全体で3億2600万だった。日本市場だけで見ると4500万強。これは米国に次いで2番目の規模となる。人口比でいえばマスメディアに劣らないカバー率といえる。
日本における2018年第3四半期の広告売上高は1億3000万ドルで、成長率は前年比44%。同時期の世界全体での広告売り上げは6億5000万ドルで成長率は29%なので、日本市場の貢献度の高さが際立つ。
デイリーアクティブユーザー(DAU)の成長率は対前年比で9%。ここはやや地味な数字にも見えるが、笹本氏は「健全性のある会話のためにスパムやフェイクアカウントを排除するための取り組みを続けてきた。その中で利用者が減ることも覚悟していたが、逆にあらゆるエンゲージメントが増えた」と、ブランドセーフな環境を整える中でも成長を続けていることの意義を強調した。
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