シナラ、博報堂DYグループのオフライン行動データベースと位置情報を掛け合わせた「ACTAG」セグメントを提供ロケーションからユーザーペルソナを定義

シナラシステムズジャパンは、同社が保有する位置情報と博報堂DYグループが保有するオフライン行動データを組み合わせ、ロケーションに基づくユーザーペルソナを定義した「ACTAG」セグメントを正式に提供開始した。

» 2018年02月26日 23時30分 公開
[ITmedia マーケティング]

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 シナラシステムズジャパン(以下、シナラ)は、シナラが保有している膨大な位置情報と博報堂DYグループが保有しているオフライン行動データを組み合わせ、ロケーションに基づくユーザーペルソナを定義した「ACTAG」セグメントを提供開始した。

 シナラは、高精度な位置情報を通じて生活者のリアル行動データに基づく分析や広告配信を実現するマーケティングプラットフォームを提供するCinarra Systemsの日本法人。

 シナラが保有している、通信事業者の膨大かつ高精度な施設来訪履歴データと博報堂DYグループが保有しているオフライン行動データや生活者DMPを活用した意識・行動データを、独自のマーケティング知見によって分類する。

 ユーザーグループの分類手法には「行動特性」「消費特性」「イベント」の3種類がある。行動特性には「アーリーアダプター」や「上昇志向」など特定のパーソナリティーや嗜好を持ったユーザーが、消費特性は「旅行」や「アルコール飲料」などを多く(少なく)消費する傾向を持ったユーザーが、イベント特性は「音楽ライブ」や「モーターショー」などのイベントへ参加し、強い趣味嗜好を持っていると思われるユーザーがセグメントとして定義されている。

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 従来のDSPにおけるターゲティング手法はオンラインの行動を基に定義しているケースが多く、リアルなユーザーの趣味嗜好を把握し、ペルソナを定義することが難しかった。このため、広告主が本当にリーチしたいユーザーへアプローチできない課題があった。ACTAGはオンラインではこれまで分かりにくかったユーザーの姿を、位置情報というオフラインのデータを使用し解決する。

 ACTAGを実際に使用し配信した実証実験では、コントロールグループのセグメントと比較してACTAGはブランド好意度上昇が2.1倍から2.9倍、購入意向率上昇が1.9倍から2.1倍、購入率上昇が1.7倍から1.9倍と高い広告効果を得られたという。

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