今回はダイナミック広告の定番「Criteo」を取り上げ、データフィードとタグを活用して高い成果を挙げるためのヒントを紹介します。
ダイナミックリターゲティング広告の定番といえば「Criteo」です。2011年に日本に参入して以来、その高いパフォーマンスで着実に広告主を増やしています。Criteoは「自動最適化」をしてくれるのが利点で、そのためには機械学習を促進するデータフィードとタグの活用が不可欠です。今回はCriteoの特徴をあらためて整理し、データフィードとタグを活用して成果を挙げるためのヒントを紹介します。
Criteoの特徴は、大きく分けて2つあります。順に見てみましょう。
Criteoのレコメンドエンジンは精度が高く、細かな入札調整をCriteoのエンジンに委ねることができます。どのユーザーに、入札単価はいくらで、どのアイテムを、どのクリエイティブパターンで配信するかを、自動で最適化してくれます。CTR最適化やCVR最適化、COS最適化など、さまざまな最適化エンジンが提供されており、ビジネスのゴールに応じて選択することができます。運用の自動化が進んでいる分、Criteoは入札など調整できる要素が少ないともいえます。その代わりに重要になるのがデータフィードやタグの設計です。こちらについては、後ほど説明します。
Yahoo! JAPANの広告枠に第三者として唯一配信することができるのは、Criteoの非常に大きな特徴でしょう。他にも優良な配信先を多く抱えていますので、豊富な配信量を生かしてエンジンの学習をさせて、さらにエンジンの精度を高めるという好循環を生み出しています。
このように基本的に自動で最適化されていくCriteoですが、さらに効果を改善するにはどうすればいいのでしょうか。
データフィード作成工数を削減:フィードフォース、「dfplus.io」に自動最適化機能を追加
自社の商材データを配信先に併せて自動変換:データフィード最適化サービス「DF PLUS」が「LINEショッピング」と連携
ビジュアル訴求で潜在層にリーチ:ダイナミック広告配信の「Feedmatic」がFacebookの「コレクション」広告に対応
対応媒体が大幅拡大:フィードフォース、データフィード統合管理プラットフォーム「dfplus.io」にカスタムデータフィード機能搭載Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.