AppLiftは、世界的なアドフラウド(広告詐欺)の分布データの調査を実施し、そのレポートを公開した。
広告主向けにモバイルアプリ広告プラットフォームを提供するAppLiftは2017年8月22日、世界的なアドフラウド(広告詐欺)の分布データに関する調査の日本語版eBookを公開した。
「モバイル広告Fraudとの戦い:次のバトルグラウンド」と題したこのレポートは、モバイル広告業界の現在の課題と不正行為の最新の進化について評価している。日本語版では、日本に対応した洞察を含んでおり、日本のモバイル広告業界における不正行為のトレンドも紹介している。
同レポートによれば、RTBに関するインプレッションの不正の割合が最も多かった国は、インド(31.29%)で、次いでインドネシア(21.23%)が多かった。
アプリのカテゴリー別では、エンターテインメントアプリとニュースアプリが最も不正なトラフィックが多く22%。次いで教育カテゴリーのアプリ(21%)が多かった。エンターテインメントなど他のカテゴリーよりも人気が高い一部のカテゴリーは、フラウドトラフィックを提供するパブリッシャーをひきつける傾向があるという。
一方で、最も不正行為が少ないのは子育てカテゴリーで2%。ショッピング(3%)と旅行(7%)がそれに続いた。
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