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» 2017年08月14日 12時00分 公開

気鋭のマーケティング学者と「ネスカフェ アンバサダー」仕掛け人が語る:「マーケティング4.0」とは結局どういうことなのか? (2/2)

[下玉利尚明,タンクフル]
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「ネスカフェ アンバサダー プログラム」誕生のきっかけは東日本大震災

津田匡保氏

 ネスレ日本の津田氏は、社会的な価値や人間主導のサービスの提供によりマーケティングが成功した自社の取り組みとして、東日本大震災の復興支援を契機に始まった「ネスカフェ アンバサダー プログラム」の取り組みについて説明した。

 ネスレ日本では、「共通価値の創造:CSV(Creating Shared Value)」を、全社員が取り組むべきテーマとして共有しているという。そして、日本の中で食を通じて新しい提案やサービスを作り、食を通じた問題解決をミッションとしてさまざまなことに取り組んでいる。

 日本では、家庭でコーヒーを飲む人が減少傾向にある。そこで同社では、新たな需要の創出を狙って2009年に家庭向けに「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」というコーヒーマシンを発売した。バリスタは初年度で50万台を販売しヒット商品となった。だが、家庭向けという市場そのものが今後爆発的に拡大していく見込みは薄い。バリスタの普及促進のためには、新たな打ち手が必要だった。

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