何のためのPDCA? PDCAサイクルの手前を設計することの大切さ【連載】小川 卓の高速PDCA“超”入門 第1回(1/3 ページ)

Webアナリスト小川 卓氏が再びITmedia マーケティングに帰ってきてくれました。今回は「そもそも何のPDCAを回すのか」をテーマに、より原点に近いところからPDCAの考え方を深めていきます。

» 2017年04月20日 08時00分 公開
[小川 卓UNCOVER TRUTH]

 「小川 卓の『高速PDCA』入門」(バックナンバーはこちら)では、PDCAが必要な理由と回らない理由、また、回らない理由への対処法について、事例を交えて紹介してきました。ここで紹介したのは「何のPDCAを回すのか」が既にしっかり決まっている場合に有効な方法です。しかし、その前提が決まっていない、あるいは正しく設定されていない場合、本来必要がないところでPDCAを回そうと、せっかくの取り組みが空回りしてしまう可能性があります。

 今回の連載(全4回)では、「何のためにPDCAを回すのか」というテーマについて、どのように整理すればよいかを紹介します。最初の2回は筆者の考え方と具体的な進め方を、そして、後半の2回では実際にPDCAを回している企業に聞いた設計例や考え方をインタビュー形式で紹介します。

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