マイクロアド・インバウンド・マーケティングは中国の訪日クルーズ船と提携し、上海から九州エリアへ航行する船内にて商品プロモーションから販売までの一括プロデュースを開始すると発表した。
マイクロアドの関連会社で訪日外国人旅行者と広告主の両者にサービスを提供するマイクロアド・インバウンド・マーケティングは、中国の訪日クルーズ船「sky sea golden era」と提携し、上海から九州エリアへ航行する船内にて商品プロモーションから船内販売までの一括プロデュースを開始した。
同社では2015年1月の設立より、これまでマイクロアドがアジア12カ国で培ってきた知見を基に、現地メディアと提携して訪日外国人旅行者向け広告サービスの開発および販売とメディア運営サービスを提供してきた。この経験を生かし、中国からの訪日クルーズ船sky sea golden eraと提携することで、訪日外国人旅行者との接点を拡充。日本へ到着する前から日本国内の事業社や自治体の要望に応じた商品の認知、販売をすることが可能になるという。
具体的には船内でに特設ブースを開設して商品の体験会などを実施したり、船内の小売店で商品を販売する。また、コスメや生活消費財などを船内でサンプリングし、意識調査などのリサーチを実施することもできる。
昨今、外国人が日本を訪れる手段の中でも、外国船社の運航するクルーズ船の寄港回数は2013年から増えているという。国土交通省によると、博多港への寄港は2015年までの3年間で約13倍。政府が掲げている外国船社からの旅行者目標数は2020年までに100万人だが、2015年度には既に約112万人もの旅行者が訪れており、2016年もさらなる増加が見込まれている。
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