人工知能のアドテクノロジーへの活用へ、サイバーエージェントと明治大学が共同研究を開始産学連携へ

サイバーエージェント アドテクスタジオは、人工知能をアドテクノロジーに活用するためのAI研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」において、明治大学教授 高木友博氏と共同研究を開始した。

» 2016年02月29日 15時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 2016年02月29日、サイバーエージェントのアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは、人工知能をアドテクノロジーに活用するためのAI研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」において、明治大学教授 高木友博氏と共同研究を開始した。

 高木氏は、計算型知能の一種である「ファジィ論理」の世界的権威。これまでにも国内大手企業や米国石油資本などの産業界とさまざまなな共同研究・委託研究を行っており、競争型国際ワークショップにおいて世界トップレベルの成績を収めている。

 AI Labでは、ダイナミッククリエイティブ広告を通じて、ユーザー一人一人が「自分ごと」として捉えることができる広告の開発を目指し、クリエイティブ最適化技術の研究を行っている。今後は高木氏とともに、データマイニングや機械学習を用いて、ユーザー目線でキャッチーな広告クリエイティブを自動生成する技術の開発を図る。この他にも、企業が持つユーザー情報やユーザーの行動から類推される属性、趣味・嗜好に加え、ユーザーの過去の広告接触情報を加味した上で、最適な広告を配信するマッチング技術などの研究を行い、より精度の高い広告クリエイティブ最適化の実現を目指す。

 本共同研究はアドテクスタジオが開発する、多様なデータを柔軟に組み合わせターゲティング配信するDSP「BitBlend(ビットブレンド)」やインフィード広告に特化したクリエイティブ分析ツール「iXam Creative Lab.(イグザムクリエイティブラボ)」など、多数のプロダクトへ活用していく予定だ。

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