何を投稿すればたくさんの「いいね!」がもらえるのか。ハッシュタグや写真のフィルターは何が好まれるのか。客観的なデータで分析してみましょう。
今回は、ビジネスユーザーにおすすめの「Instagram」用管理ツールをご紹介します。
管理ツール導入のメリットは、とかく思い込みで運営しがちなソーシャルメディアを、客観的なデータによって戦略的に運用できことです。例えば過去に何が一番「いいね!」を集めたのかを知るだけでも新たな発見があり、アカウントのパフォーマンスを向上させるだけでなく、運営担当者のモチベーションアップにもつながります。
Instagram専用の管理ツールは現在、国内外のさまざまなベンダーから提供されています。効果測定だけでなくキャンペーン作成ができるもの、Eコマース向けのものまでいろいろありますが、手軽に使えるツールとしては、既に4年の実績がある「Iconosquare」が最も有名です。今回はこのIconosquareについて解説をしていきたいと思います。
Iconosquareは月額2.4ドルから使える、Instagramアカウントに特化した分析・管理ツールです。もともとフリーミアムモデル(基本的なサービスは全て無料で提供し、一部の機能を有料で提供するビジネスモデル)のサービスでしたが、つい最近、その方針に変更がありアクセス解析など重要部分は有料会員のみの利用になりました(ただし、1週間のトライアル期間が設けられているので、その期間中はこれまで通りの項目の閲覧ができます)。
では、Iconosquareで何ができるのか、簡単に解説をしていきましょう。まず、IconosquareのWebサイトにアクセスし、右上の「Sign in with Instagram」という青いボタンから、Instagramのアカウントを使ってログインします。
ログインすると画面が切り替わり、自分のInstagramアイコンが表示されます。そして、画像のようなメニューバーが現れます。メニューには「Viewer」「Analytics」「Snapshots」「Manage」「Promote」「Contest」の6つの項目がありますが、今回は最初の3つの項目について解説していきます。
「Viewer」タブは、自分の投稿、フォロー、フォロワーの状況を一覧し、管理を行うためのエリアです。ここではさらに「Feed」(自分がフォローしているアカウントの投稿一覧)、「My media」(自分の投稿一覧)「My likes」(自分がいいね!を付けた投稿一覧)、「My followers」(自分をフォローしてくれているアカウント一覧)、「My followings」(自分がフォローしているアカウント一覧)、「Populars」(Instagramでの人気の投稿)の6項目に分かれています。
モバイルアプリで閲覧するとフォローしているアカウントの投稿は1枚1枚上から順に流れてくることになりますが、Iconosquareの管理画面ではサムネイルで一括表示されます。その場でいいね!を付けることもできますし、ハッシュタグをクリックすることで自社製品や関連しているテーマの写真を素早く探すこともできます。
また、フォロワーのアカウントが一覧できるので、すぐにフォローバックすることもできますし、そのユーザーの過去の投稿を一覧して目に止まったコンテンツにいいね!を付けることも簡単にできます。モバイルで行うよりもアクティビティ量が格段に増えますので、ファンとのより積極的なコミュニケーションが可能になります。
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