LINEのタイムラインに広告枠外部企業によるトライアル運用を開始

LINEは、同社が運営するメッセージングアプリ「LINE」のタイムラインにおいて新たに広告配信・表示を行い、12月1日より外部企業案件でトライアル運用を開始すると発表した。

» 2015年12月01日 05時55分 公開
[ITmedia マーケティング]

 LINEは、同社が運営するメッセージングアプリ「LINE」のタイムラインにおいて、12月1日より外部企業による広告の配信・表示を行うトライアル運用を開始すると発表した。

 LINEのタイムラインは「友だち」に対して近況や情報を共有する機能。応答を前提とした「トーク」と異なりSNS的なコミュニケーションを実現する。LINEでは、タイムラインに固定の広告枠を設け、“Sponsored”表記とともにユーザーに広告を配信・表示する機能を導入するべく、検証を行っている。既に2015年11月よりLINE関連サービスなどの社内案件でテストを実施しており、一定の成果を確認できたことから、今後2016年春頃にかけて、外部企業の案件のトライアル運用を行うという。

タイムラインにおける広告表示例《クリックで拡大》

 本機能においては、ユーザーのLINEおよびLINE関連サービスの利用動向、友だち追加した公式アカウント、購入スタンプなどのデータに基づき、属性・興味関心分野を自動的に推定・分類(※)し、それらの情報を活用したターゲティングを行うことも可能という。

※電話番号、メールアドレス、アドレス帳、トークなどの機微情報は含まない。また、情報の推定・分類はあくまで統計的に実施され、特定の個人を識別する分類は行わず、ユーザーは推計情報を利用した広告の配信・表示を停止することもできる。

 LINEでは今後、トライアル運用を通じて表示頻度や推計情報のさらなる精緻化を図り、その結果も踏まえて日本における本格運用の開始を目指す他、LINEユーザーが多いタイ・台湾・インドネシアなど他の国・地域での運用も段階的に行っていくという。

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