米国で同性婚を合法と認める歴史的な最高裁判決が出た。SNS上ではこれをたたえる虹色のアイコンが溢れた。この祝福の嵐の中、多様性を支持する意思を表明した企業も多数存在する。
2015年6月26日(現地時間)、米連邦最高裁判所が下した判決により、米国全州で同性婚が合法と認められることになった。これを受け、「Facebook」や「Twitter」などの大手SNSでは多くの人が自分のアイコンをLGBT(レズビアン、ゲイ、両性愛者、性別越境者)の象徴である虹色に染め、法案可決に対する賛辞を「#LoveWins」「#Celebratepride」といったハッシュタグとともに投稿した。もちろん、この“お祭り”に参加したのは一般ユーザーだけではない。ホワイトハウスやナイアガラの滝、ディズニーワールドなど、虹色にライトアップされた有名スポットの映像は大きな話題を呼んだが、Webサイトやソーシャルメディアにおいて祝意を表した企業も少なくない。
本記事では、今回の判決に連動した事例を中心に、日本でもなじみのあるブランドが広告やPRなどのコミュニケーション活動においてLGBTをどのように取り上げたかを紹介する。
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