JR東日本ウォータービジネス、ビッグデータで駅ナカ自販機にイノベーション起こす700名で組織化

顧客起点の自販機品ぞろえを展開するJR東日本ウォータービジネスは5月22日、駅ナカと自販機に精通した自販機オペレーター約700名を組織化し、ビッグデータを生かした現場力を発揮する「チーム アキュア(team acure)」を結成したことを発表した。

» 2014年05月23日 13時39分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

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 JR東日本ウォータービジネスが、駅ナカ飲料自販機「アキュア(acure)」の事業強化策の一環として、多様化する顧客ニーズに対応し、「小売業としての駅ナカ自販機」を実現するもの。今後、ビッグデータを生かした駅ナカのおもてなしを提供していく。

 同社は、これまでも、自販機「アキュア」から年間2億件に上る販売情報のビッグデータを活用し、商品の売り切れ率を全体平均で0.5%以下にキープするなど、各駅の特性を考慮した需要予測/品ぞろえで、売り上げ増を達成してきた。具体的には、2006年の会社設立当時と比べ、2013年度は台数102.7%増/売り上げは161.4%増を達成し、1台当たりの売り上げを約1.6倍にしたという。そんな同社は2013年夏に、さらなるビッグデータ活用に向け、ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院 渡辺安虎助教授らの研究チームとの産学共同研究を展開、次世代機の購買誘引効果の統計学的検証を進めている。

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