企業戦略やマーケティングにおけるビッグデータの活用は、どの程度進んでいるのか。実際の取り組みと目指す姿との差がまだ大きいことが分かった。
eMarketerが2014年3月26日に掲載した記事“Using Big Data Still a Challenge for Marketers”(「ビッグデータの利用、マーケターにとってはまだ「課題」に」)の中で、コンサルティング会社やマーケティングサービスベンダが昨年行った調査を基に、実際の取り組みと活用との間にあるギャップを示している。
KPMGが昨年行った調査によると、経営層が策定しているビジネス戦略に起こった最も大きな変化といえば、「ビッグデータ処理能力の増強(ビッグデータ活用のための人材や設備を増やしている)」という回答が最も多く、全体の47%を占めた。また、「ビッグデータの収集/分析のための担当マネジメントの設置」(39%)や「データ収集パラメーターの研さん」(27%)、「適切なタイミングでビッグデータから得た知見を実行する」(25%)という結果だった。特に「ビッグデータ処理能力の増強」については、ビッグデータでなければ得られないインサイトを発見するほか、全体的な効率性改善に向けて、経営層が中心となって積極的に取り組んでいる戦略といえる。
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