増税前のセールや特別キャンペーンに顧客を誘導する手段として有効なのがメールマガジンだ。しかも、クーポン付きメールは収益が48%も高いという。
消費税率8%になる4月1日まであと10日足らず。期末ということもあり、さまざまな店舗やECサイトが増税前のセールや特別キャンペーンを積極的に展開している。そして、これらのキャンペーンに顧客を誘導する手段として有効なのがメールマガジンだ。
eMarketerが昨年行った試算によると、「米国人成人の大多数がデジタルクーポンを利用したことがある」ということで、今年はデジタルクーポンのユーザー率が全成人の55%に達するとみられている。その大部分は、ECサイトや企業からのメール経由で送られるそうだ。
では、クーポン付きメールと何もないメールで、効果はどれくらい異なるのか。2014年3月17日、eMarketerに掲載された記事“Not Happy with Your Email Metrics? Include a Coupon”(「メール効果の測定結果に不満が? それならクーポンを付けてみよう」)では、クーポン付きメールのクリック率は、何もないメールに比べて34%高く、また開封率も14%高かったという。さらにいえば、トランザクション率も27%向上するそうだ。最も顕著なのがメールごとの収益で、通常のプロモーションメールに比べ、クーポン付きメールは収益が48%も高いという。
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