ClickZ.comに掲載された記事「さようなら、総一般化の時代:ソーシャルデータはいかにすべてを変えていくのか」が注目されている。「ソーシャルメディアに主導権が移ってきたこの時代、マーケターにとっては一生に一度の大チャンス」と捉えているようだ。
今年2月に電通が発表した2012年の広告費内訳によると、「テレビ広告費」が前年比103%、「新聞広告費」が104%、「インターネット広告費」は107.7%となっている(筆者注:この統計では「インターネット広告費」の中に検索連動型広告などの「運用型広告」は含まれず、タイアップ広告などが中心となる)。対して、今年8月にニールセンが発表した2013年第1四半期における全世界の広告費動向によると、テレビ広告は依然として大きなシェアを占めるものの、「テレビ広告費の増加が緩やかになり、印刷媒体広告がわずかに減少することで、オンライン広告に成長の余地を与えています」(ニールセンのグローバル広告分析部門責任者ランダル・ベアード氏)との見解を寄せている。日本国内では、テレビや新聞などのマスメディアが依然として大きな影響力を持っているが、緩やかといえど、全世界的にオンライン広告の方にシフトしつつあるのは否めないようだ。
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