アウトドア小売りのMoosejaw、IBMのソリューションで店舗/モバイルを融合し、売り上げを拡大スマーター コマース イニシアチブ

米IBM Corporationは5月10日、アウトドア製品小売を営むMoosejaw Mountaineering(以下Moosejaw社)が、IBMのマーケティングソリューション「スマーター コマース イニシアチブ」により、モバイルコマースおよびソーシャルビジネス事業の拡大を実現したと発表した。

» 2013年05月14日 14時10分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 Moosejaw社の顧客の30%はモバイルサイトの顧客であり、これは1年前の顧客数から比べると25%増になる。また、モバイルやタブレット経由からの売上は全体の15%に上るという。

 1992年に設立されたMoosejaw社は、デジタルブランドマーケティングの草分け的な存在として知られ、米国内に11店舗を展開している。2006年には、モバイルサイトも開設。売り上げの8割は、オンラインおよびモバイルコマースからのものだという。ブランドロイヤルティ向上と、モバイルでのプレゼンス確立を目指した取り組みを続け、レスポンシブWebデザインもいち早く取り入れている。ソーシャルメディア上に10万人近くの熱狂的なブランドファンを構築しているのは、社内スタッフのおふざけ投稿や社内動画、熱心な顧客から送られた最新購入品でのアウトドア体験写真の掲載など、さまざまなコンテンツを融合させた同社の企業文化が果たす役割も大きい。

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