Amazon.co.jp、「英語 難易度別リーディングガイド」をオープン子供から大人まで、英語のレベルに合わせた洋書選びが可能に

J.K.ローリングの『Harry Potter and the Sorcerer's Stone』(邦題『ハリー・ポッターと賢者の石』)は880Lでアメリカの小学5年〜中学3年向けのレベル、ジョン・グリシャムの『The Firm』(邦題『法律事務所』)は680Lで小学3年〜6年向けのレベルだ。

» 2013年03月26日 18時15分 公開
[ITmedia マーケティング]

 Amazon.co.jp(以下、Amazon)は2013年3月22日、Amazon洋書ストアにおいて「英語 難易度別リーディングガイド」を開始した。「英語 難易度別リーディングガイド」は、MetaMetrics社が提供する「LexileR指数」に基づき、洋書を英文の難易度別に探せるサービス。最も易しい文章を「0L」とし、10刻みに指数が上がる。具体的には、J.K.ローリングの『Harry Potter and the Sorcerer's Stone』(邦題『ハリー・ポッターと賢者の石』)は880Lでアメリカの小学5年〜中学3年向けのレベル、ジョン・グリシャムの『The Firm』(邦題『法律事務所』)は680Lで小学3年〜6年向けのレベルだ。

 「LexileR指数」を活用し、難易度別に洋書を探せる機能を導入したのは、日本の通販サイトではAmazonが国内初。Amazonの洋書ストアでは、MetaMetrics社から提供される「Lexile指数」により、10万タイトル以上の本をデータベース化した。それにより、ユーザーは過去に読んだ洋書と同一のレベルの本を簡単に探すことができるようになった。また、「Lexile指数別サンプルテキスト」も掲載しているため、自分のおおよその英文読解レベルを確認できる。本ストアでは、レベルごとに売れ筋の洋書も紹介する。

Lexile指数とは

 Lexile指数は、英語の読解力を客観的に測定するツールとして開発された指標で、英文に使われている単語数や難易度、構文の複雑さなどを総合的に数値化したもの。本の場合はその難易度を、人であれば「読む力」を示す。アメリカでは、小学3年生〜高校3年生の約半数が、英語能力テストの結果とともにLexile指数の判定を受けるなど、教育現場で幅広く活用されているほか、世界165カ国でも英語の読解力向上のため使用されている。

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