凸版印刷は、専門チームがデジタルマーケティングを支援する「デジタルマーケティング一括運用サービス」を2017年7月末より本格展開。顧客データを集中管理する「MAコマンドセンター」も開設した。
凸版印刷は、デジタルマーケティングの実施に必要な全ての機能を一括で提供する「デジタルマーケティング一括運用サービス」を2017年7月末より本格展開すると発表した。
同サービスではデータ解析からシナリオ開発、配信管理までをシームレスに実行できるエキスパートチームを組織化して、デジタルマーケティングの運用を一括で支援する。
具体的には、運用ディレクター、クリエイター、エンジニア、アナリスト、シナリオプランナーがチームとなり、データの統合・管理・分析から、マーケティングオートメーション(MA)による顧客とのコミュニケーションの管理までワンストップで運用する。顧客とのコミュニケーションについては、メール配信だけでなく、LINEやSNSなど幅広く対応する。
同サービスではAIを活用したターゲティングや配信業務の自動化といった運用効率を高める取り組みも実施する。デジタルマーケティングの運用にかかる負荷や時間を圧縮し、PDCAを高速化することにより、マーケティングの費用対効果を高めるのが狙いだ。
また、個人情報を含むマーケティングデータをセキュアに管理し、安心・安全な運用環境を提供するため同社社内に、「MAコマンドセンター」を開設した。高いセキュリティを備えて顧客データを集中管理する。
今後同社は、MA導入が進む金融・自動車・化粧品・出版業界をはじめ、流通業界や消費財メーカーなどを対象に2022年度で関連受注含め約200億円の売り上げを目指すとしている。
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