第3回 すべての人に効く広告なんてありません【インバウンドマーケティング対談】高広伯彦+大元隆志

高広伯彦氏と大元隆志氏が日本のマーケティングを語る対談第3回。ホクトの「立派なきのこ」のCMはいったい何が問題だったのだろうか? 高広氏と大元氏のマーケティングに対する考え方の違いが、あのCMに対する意見の相違を生み出す。

» 2013年12月09日 08時15分 公開
[構成・池田園子,ITmedia マーケティング]

顧客や商品のステージに応じたマーケティングプランが必要

大元 目立ち度で思い出しましたが、最近の“コンテンツ型広告”はただ目立てばいいのかと思ってしまうようなものを見かけることが多いですね。

高広 大元さんの言う“コンテンツ型広告”というのは、どんな広告を指すんですか。

高広伯彦氏(左)と大元隆志氏(右)

大元 最近の例を挙げると、ホクトの「立派なきのこ」のCM*ですね。認知度を上げるためにはとにかく話題になるものを作ればいいというような印象を受けました。商品の本質的な魅力とは全然違うところを伝えている気がしたんです。

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