イルグルムがWeb広告担当者214人を対象にCookie規制対策の実態調査を実施。効果のあった対策や実施の障壁について質問しました。
広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」を提供するイルグルムは、WebブラウザのCookie規制について、すでに対策を実施しているマーケティング担当者214人を対象に、Cookie規制対策に関する実態調査を実施しました。
これまでに実施したCookie規制対策の中で最適だと感じる対策について聞いたところ、最多は「ファーストパーティーCookieを使用した計測ツールの活用」(44.8%)でした。以下、「サードパーティーCookieを使わないオーディエンスターゲティング広告などへの予算の再配分」(32.6%)、「コンバージョンAPIの活用」(31.5%)が続きました。
Cookie規制対策の実施における障壁の有無については、「とてもあった」(21.9%)と「ややあった」(43.5%)の合計が約7割となり、Cookie規制対策の実施において多くの人が障壁を実感していることが分かりました。
上記の質問で「とてもあった」「ややあった」と回答した人に、直面した障壁がどのようなことか質問したところ、「代替技術/ツールの導入に手間がかかる」「知識補完が追いつかない」(いずれも48.6%)、「代替技術/ツールの選定に時間がかかる」(45.0%)といった回答が多くなりました。
Google ChromeのサードパーティーCookie廃止が年内に迫る中、これまでに近い形で計測や配信の質を維持するためには対策が不可欠。まだ動いていないマーケターは、一歩先を行く人々のの声を参考に、自社の対策に取り組んでみてはいかがでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.