ルグランとジオロジックが新たな「天気連動型広告」を共同開発した。ルグランが気象データ、ジオロジックが位置情報を提供し、ユーザーの現状やニーズに合った広告をタイムリーに配信する。
気象連動型広告配信ツール「weathermarketing.net」を提供するルグランは、スマートニュースの100%子会社で位置情報広告「GeoLogic Ad」を提供するジオロジックと共に、両社のシステムを融合した新たな広告サービスを共同で開発し、提供を開始した。
このサービスを活用することで、例えば店舗や施設の周辺で雨が降り来店や売り上げが減りそうなときに、広告主は雨の日サービスなどの広告に切り替えて、店舗周辺にいる人たちに来店を促すことが可能になる。
広告費全体に占めるインターネット広告費の比率が高まる一方、閲覧・行動履歴や属性データを基にしつこく利用者を追い回す不快な広告が増えている。マイボイスコム「インターネット広告に関するアンケート調査(第6回)」の結果では、「興味がない・関係ない内容」のインターネット広告については40%以上の人が「不快に感じる」と回答するなど、広告体験の悪化が課題となっている。
状況を改善するには、広告を受け取った人々の置かれている立場やニーズに合わせて広告を配信する必要がある。それができれば、人々は「身近な情報」として広告を受け入れ、行動変容につながる。
天気連動型広告は今後、ジオロジックの6000社の広告主とルグランの顧客に新たなマーケティングソリューションとして展開する予定だ。
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