GMO-PG、Googleショッピングをベースにした集客支援サービスを本格提供――試験運用では最大120%売上向上Googleショッピング商品掲載代行サービス

非対面クレジットカードなどの決済事業を営むGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、ECサイト運営者の代わり、Googleショッピングへの商品掲載からGoogle商品リスト広告を代行する「Googleショッピング商品掲載代行サービス」を3月12日より開始すると発表した。

» 2013年03月13日 10時53分 公開
[岩崎史絵,ITmedia マーケティング]

 Googleショッピング商品掲載代行サービスは、同社の加盟店に対して提供してきた「GMO-PG集客支援サービス」の中の1つ。GMO-PG集客支援サービスの現ユーザー数は70社で、2011年10月から提供を始めている。今回のGoogleショッピング商品掲載代行サービスの本格展開に向け、より内容を拡充させていくという。

 Googleショッピングとは、出店している各オンライン店舗サイトに誘導を促す商品検索サービスだ。Googleの検索キーワードに該当する商品を、出店しているオンラインショップから収集して商品画像や価格を提示。ユーザーが欲しい商品をクリックすると、オンラインショップの販売ページへ飛ぶ仕組みになっている。日本では2010年10月よりサービスが開始された。

 Googleショッピングは、Googleユーザーに対して自社商品をアピールして露出や自社サイトへのトラフィックを増やせる一方、今後有料化が予定される「商品リスト広告」をベースとするサービスへと切り替わる予定であり、より効果を出すためにECサイト運営者の負担が増えるといわれている。GMO-PGは、Googleショッピングへのタイムリーで定期的な更新を請け負うと共に、効果的な商品リスト広告の運用サービスも提供していく。

 同社では、本代行サービスの提供に先立ち、地球の歩き方T&E「地球の歩き方ストア」、ランドウェル「CHUMSオンラインショップ」など5社に対し、試験的にサービスを提供。この結果、いずれのサイトでも導入前に比べて売り上げが増加し、中でも「地球の歩き方ストア」は、導入前に比べて売上が120%向上したという。

 またGMO-PGによると、Googleショッピングの商品リスト広告は、通常のテキスト広告に比べ、クリック率が2〜3倍に増加することがあるという。また1回の検索に対して複数表示されることもあるので、その分リーチも広がる。

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