「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年2月)「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在

今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。

» 2025年02月04日 08時00分 公開
[TecPlus]

 今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10です。

国内MAツール顧客ドメイン数TOP10<2025年2月4日>(出典:TecPlus)

 2月度も、順位の変動はありませんでした。

 1月度に大幅に躍進した3位の「BowNow」は、今回はプラス13と微増でした。

MA市場を形成する主な市場動向とその要因

 前回、Verified Market Researchのレポートから、2024年から2031年の期間の年平均成長率(CAGR)が12.55%との予測であることを紹介しました。今回は、その要因の一部を紹介します(翻訳は筆者)。

・スマートフォンの利用拡大: スマートフォンの普及が進むことで、モバイルマーケティングが促進され、企業はさまざまなデジタルチャネルを通じて消費者にリーチできるようになる

・ビジネスのデジタル化: 各業界で進行中のデジタルトランスフォーメーションにより、MAソリューションの需要が高まり、企業はマーケティング業務を効率化し、顧客エンゲージメントを強化できる。その他、AIや機械学習の統合、コスト効率の向上、マーケティングチャネルの複雑化などを挙げている

出典:Marketing Automation Market Size And Forecast(外部リンク/英語)

 SNSやメール、モバイルアプリなどのマーケティングチャネル、販売チャネルの多様化が進むことで、企業におけるマーケティング、セールス業務がますます複雑化してきています。キャンペーンもマルチチャネルで効率的に展開し、管理できる自動化ソリューションの需要が高まっており、MA市場の拡大につながっています。

この連載について

 TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。


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