ウイングアーク1stは、売上高100億以上の企業に勤務する部長などのマネジメント層535人を対象に、生成AI・データドリブン(思考・文化)実態調査を実施した。
ウイングアーク1stは、売上高100億円以上の企業に勤務する部長などのマネジメント層535人を対象に、企業のデータ活用状況を把握する目的で「生成AI・データドリブン(思考・文化)実態調査」を実施した。
自社のデータ活用レベルについて質問したところ、最多は「業務改善、オペレーション効率化」(30.8%)だった。以下、「パーソナル業務における効率化」(21.7%)、「売り上げ向上・意思決定のスピード化」(16.4%)が続いた。「業務改善、オペレーション効率化」は2022年から5.3ポイント増加した。
業務上で生成AIをどの程度活用・検討していますか聞いたしたところ、「活用中」が23.3%、「活用できるよう取り組みを進めている」が28.8%、「活用を検討している」が19.4%という回答となった。合計すると71.5%が、業務上での生成AI活用を実施または検討していることになる。
生成AIを活用している、もしくは活用を予定している業務分野を聞くとデータ分析、レポート作成の自動化などの「分析業務」が53.4%で最多だった。報告書、議事録、契約書の自動作成など「社内文書作成」が38.0%で続き、広告文の自動生成、ターゲティングの最適化「マーケティング」は32.7%で3番目に多い結果となった。
理想的な生成AI活用に向けて求めることについては「データ分析や意思決定のサポートツールとして、より高度な機能を持ってほしい」が50.1%、「特別な知識がなくても、誰でも簡単に使えるようになってほしい」が41.9%、「人間の創造性を補完し、新しいアイデアの創出を支援してほしい」が38.1%だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.