数字が語る「ゲーム広告」に投資すべき根拠Marketing Dive

米国には2億1300万人のゲーマーがいる。ゲーム広告は依然としてマーケターが最も関心を寄せる分野となっている。

» 2024年04月09日 15時00分 公開
[Sara KarlovitchMarketing Dive]
Marketing Dive

 ゲーム業界向けの広告機会を主題とする年次イベント「PlayFronts」の初日に発表されたIABの新しいレポート「Changing the Game(ゲームを変える)」によると、ゲーム広告はマーケターにとって最も成長している分野だ。

 米国には2億1200万人以上のゲーマーがおり、ゲーム内の広告費は2024年の85億3000万ドルから2027年には114億9000万ドルに成長すると予想されている。

ソーシャル広告に次いで注目されるゲーム内広告

 近年、特に若い消費者の間でビデオゲームの人気が高まるにつれ、ゲーム広告が急増している。86%のマーケターが自社でゲームの重要性が高まっていると回答しており、この分野を理解することは極めて重要だとしている。IABのレポート(外部リンク/英語)は、ゲーム広告の利点と、業界がビデオゲーム広告をどのように活用しているかについて詳しく説明している。

 2024年の広告費については、マーケターの40%がゲーム広告の予算を増やすことを計画している。これはデジタルビデオと同率だが、ソーシャル広告はそれを上回り47%が予算増加を計画している。しかし、10%の広告主はゲームへの支出を減らし、50%は予算を据え置く予定だ。これに対し、デジタルビデオとソーシャルマーケティングへの支出を減らすと回答したマーケターはわずか7%だった。

 ゲーム内広告には、ブランデッドワールド、リワード、ゲーム内のアクティベーション、アドバゲーミング、スポンサードコンテンツなど、さまざまな形態がある。

 レポートによると、ゲーム広告は非常に測定が容易だ。調査回答者のうち85%がゲーム広告の測定に自信があると回答し、68%が他のチャンネルで使用しているのと同じ測定基準をゲームでも使用すると答えている。これは、このチャンネルが他のプラットフォームよりも容易に測定できることを示している。広告のエンゲージメントが最も人気のある測定基準で43%、次いでクリックスルー測定基準(41%)、コンバージョン・売り上げ(41%)、ブランドリフト・その他の調査(40%)となっている。

 同レポートによると、多くのマーケターにとってゲーム広告は実験やギミックの域を超え、35%がゲームに特化した予算を持っている。ゲーム広告の費用に研究開発予算や実験予算を充てているのはわずか9%だ。その他の資金源としては、一般的なメディア予算(33%)、デバイス別予算(23%)などがある。78%の広告主は、ゲーム広告を年間を通じて継続的に利用しており、単発のアクティベーションは利用していない。

 「Changing the Game」は、ブランドおよび代理店のマーケティングリーダー300人を対象とした調査に基づいている。ゲーム広告が他のメディアと比較してどうなのか、投資レベル、マーケターがこの分野にどのように関与するべきか、などの質問が含まれている。IABはAdvertising Perceptionsと提携してこの調査を実施した。

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