ADKマーケティング・ソリューションズは、ショート動画に関する調査結果を発表しました。
ADKマーケティング・ソリューションズは、ソーシャルメディアのショート(縦型短尺)動画の利用実態およびショート動画広告の効果を把握する目的で、2023年11月に全国の15〜49歳の男女を対象に調査を実施しました。
昨今のショート動画ブームをけん引してきたのはTikTokですが、利用率ではYouTubeショートやInstagramリールがTikTokを上回ることが明らかになりました。各ショート動画サービスの中で、週1回以上利用する人の割合が最も高いのはYouTubeショート(49。6%)で。Instagramリール(35.2%)、TikTok(23.1%)が続きました。
性年齢を5歳刻みで区切って比較した結果を見ても、YouTubeショートの利用率が多くの世代で最も高くなりました。ただし、女性15〜29歳ではInstagramリールの利用率がトップになっています。
YouTubeショートやInstagramリールはTikTokと比較すると後発のサービスですが、YouTubeやInstagramそのものは先行して支持基盤があったため、ショート動画機能に限定してもTikTokより多くの利用者が存在するのだと推察されます。
各サービスの利用者の視聴頻度では「ほぼ毎日」視聴する人の割合が圧倒的に高いのはTikTokでした。TikTok利用者の過半数(56.3%)がほぼ毎日視聴しています。
視聴時間についてはショート動画全般の視聴時間として質問しておりプラットフォーム別に質問していないものの、やはりTikTok利用者のショート動画視聴時間は長い傾向にあります。
TikTokの視聴頻度が高く視聴時間が長いということは、プラットフォームとしてのリーチが限定的だとしても、広告配信および最適化の機会が豊富にあると言えます。
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