「一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会」が設立コミュニティマーケティングの普及・促進活動をより早期かつ広範囲に実現

コミュニティマーケティングに関する交流や学びの機会を通して、コミュニティマーケティングの実践者・成功者を増やし、日本のビジネスシーンで活用される状況を加速することが目的。

» 2024年02月19日 21時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 2024年2月19日、コミュニティマーケティングの情報共有や学びの場を提供・支援する「一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会」が設立した。

 コミュニティマーケティングの知見流通と実践者創出のコミュニティー「CMC_Meetup」の運営支援を通じ、コミュニティマーケティングの事例発掘、普及、啓蒙活動を推進する。また、主催イベント・カンファレンスや「コミュニティマーケティング講座」の企画・実施、コミュニティマーケティングに関する調査や研究の実施にも取り組む。

コミュニティマーケティングとは?

 同協会が定義する「コミュニティマーケティング」とは、事業者などが製品やサービス利用者を対象として主宰するコミュニティーとの双方向のコミュニケーションを通して顧客同士の交流と情報発信を促すこと。顧客の製品・サービスへのロイヤルティー創出・向上に貢献するとともに「顧客理解」「顧客育成」「顧客創造」を相互に連動させ、スケーラブルに実施するマーケティング手法だ。コミュニティマーケティングはB2BとB2Cいずれにおいても関心が高まっており、関連マーケットや情報流通が急速に拡大している。協会設立により、コミュニティマーケティング普及のための活動をより早期かつ広範囲に実現する狙いがある。

 同協会の代表理事は「ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング」(日本実業出版社、2019年)の著者でStill Day One代表社員の小島英揮氏が務める。小島氏はIT業界でのB2Bマーケティングに長い間従事し、2009年から2016年まではアマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWS)で日本のマーケティングを統括。日本最大級のクラウドユーザーコミュニティ「JAWS-UG」の立ち上げに携わった。小島氏は2016年から8年にわたり、コミュニティマーケティングのコミュニティーとしてCMC_Meetupを主宰し、2016年11月から2024年1月末までの間、全国9都市で累計120以上のオンラインまたはオフラインイベントを開催し続けている。

 理事にはウイングアーク1stマーケティング本部nest企画室室長の河村雅代氏、カラフル代表社員の小笹文氏、早稲田大学大学院経営管理研究科教授の澁谷覚氏が名を連ねる。

 この他、コミュニティマーケティングの見識に優れたフェローとして、フジテック専務執行役員デジタルイノベーション本部長の友岡賢二氏、ビームス執行役員の矢嶋正明氏、Asana Japanコミュニティ・マーケティング・プログラム・マネージャーの長橋明子氏、ヤッホーブルーイングよなよなピースラボUnit Directorの佐藤潤氏、Core Value代表でTreasure Dataヴァイス・プレジデントの坂内明子氏、Datadog Japanシニアデベロッパーアドボケイトの萩野たいじ氏が参画する。

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