度重なる仕様変更やオーナーであるイーロン・マスク氏の問題発言などがユーザーのX(旧Twitter)離れを加速させているといわれています。が、ある調査結果によると、少なくとも日本に関する限り、実情は少々異なるようです。
2023年7月のリブランディングで「X」へ名前が変更され、元のアイデンティティーを捨てて退路を断ったTwitter。イーロン・マスク氏のオーナーシップの下でさまざまな改革が実行され、これまでにないスーパーアプリへと変貌を遂げようとしているようですが、果たしてうまくいくのでしょうか。
最も懸念されるのが「イーロンリスク」とも称される、マスク氏自身の奔放な言動です。センシティブなトピックスを巡る過激な発言の数々が引き金となって、広告主のX離れが進んでいると報じられています。また、セレブやマスメディアなどもXと距離を置くようになっており、それに伴ってユーザー離れも進むことが懸念されます。
ただし、それはあくまで米国での話。日本でのTwitter人気はいまだ健在という調査結果も出ています。揺れ動くXの動向を注視する必要はあるものの、マーケターの観点からは、現状を正しく認識しつつ、最適なタイミングで最適な施策を実行するためのポイントを、しっかり押さえておきたいものです。
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