生成AIの業務利用では効率化や生産性向上が注目されがちですが、すでに生成AIを導入しているマーケティング担当者は、さまざまな効果を実感しているようです。
Macbee Planetは、生成AIの導入で業務効率化を実現した企業のマーケティング担当者111人を対象に、生成AIの導入・活用効果に関する実態調査を実施しました。
生成AIの活用による「業務効率化以外の効果」を聞いたところ、「コスト削減」が64.0%でトップ、次いで「コンテンツの多様化」が58.6%、「アウトプットの質向上」が54.1%と続きました。上記の質問で「わからない/答えられない」「特にない」以外を回答した人に、具体的な業務効率化以外の効果を自由回答形式で聞いたところ、「参考資料を作る時の題材」「発想力」「思い込みに頼らない判断の一助になっている」など、50にも及ぶ回答がありました。
生成AIを業務に活用したことで、どの業務の負担ががどの程度軽減したか聞いたところ、メルマガ作成で「30%ほど軽減した」が35.1%、「40%ほど軽減した」が26.1%、市場分析で「30%ほど軽減した」が28.8%、「20%ほど軽減した」が25.2%という回答となりました。その他、企画書・プレゼン資料の作成や議事録の要約・添削、広告作成、カスタマーサービス、Webサイトのデザイン、ロゴ・アイキャッチの作成についても聞いています(それぞれの結果は以下の図を参照)
今後、生成AIを活用していきたい業務では「市場分析」(55.9%)や「議事録の要約・添削」(55.0%)、「企画書・プレゼン資料の作成」(53.2%)などが挙がりました。
業務効率化だけではなくコンテンツの多様化や質的向上といった効果も考えると、生成AIがビジネスにおいて果たす役割はますます大きくなっていきそうです。
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