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» 2023年11月22日 07時00分 公開

史上最も裕福な「X世代」がなぜかマーケターにガン無視されている件Marketing Dive

Z世代攻略はマーケティングに携わる者の重要テーマだ。しかし、彼らの親の世代の消費ポテンシャルを見落としてはならない。

[Sara KarlovitchMarketing Dive]
Marketing Dive

 Z世代は相変わらずマーケターにとって狙うべき重要なターゲットだが、その両親の世代の莫大な消費ポテンシャルを見落としている可能性がある。団塊の世代(第一次ベビーブーマー)から70兆ドルが受け継がれ、史上最も裕福な世代になろうとしているX世代は日常的にSNSを利用しており、TikTokでは最も急速に成長しているユーザー層だ。しかし、Wavemakerの最近のレポートによると、ソーシャル広告で自分たちの世代が表現されていると感じるX世代はわずか13%にすぎない。

実はTikTokユーザーの3割弱はX世代が占めている

 X世代の92%が毎日SNSを利用しており、TikTokのユーザーベースの28%を占めている。しかし、インフルエンサーキャンペーンへのブランド支出におけるX世代向けの割合はわずか5%である。また、X世代を対象とした調査もかなり不足している。広告業界が実施した世代別調査のうち、X世代を対象としたものはわずか4%しかない。

 Wavemakerのシニアインサイトディレクターであるゾーイ・ボーウェン=ジョーンズ氏はMarketing Diveへのメールで「X世代は史上最も裕福な世代となり、長期的なブランドロイヤルティーを提供してくれる世代であるにもかかわらず、X世代に関する調査は他の世代に比べて非常に少ない。ソーシャルに関しては、彼らはほとんど考慮されていない」と述べている。

 Wavemakerは5つの異なる方法を用いて、世界中の20万人のX世代を調査した。質的調査(定性的研究)には、米国、インド、英国のこの世代の60人が参加し、SNSに対する態度や行動について議論した。Audience OriginはGroup Mによるシンジケート調査で、6万7000人のX世代のデータが含まれている。オンデバイスコンテンツテストでは4000人のX世代がインフルエンサーキャンペーンにどのように応じたかを調査している。7000人のX世代に関する洞察は、インフルエンサーマーケティングエージェンシーのGoatによって提供された。さらに、2019年から2022年にかけて実施された4つのカテゴリーにわたる3つの市場についての研究のメタ分析がMomentumによって行われた。

(「Z世代の親たち(X世代)をスルーしてしまう残念ブランドの末路」に続く)

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