有名人や人気ファッションブランドとのコラボに加え、環境や社会問題への取り組みなど、両ブランドはZ世代の共感を呼ぶための努力を惜しまない。もちろんデジタル空間でも精力的にその存在感をアピールする。次なる戦いの場はメタバースか。
編注:本稿は3回シリーズの第3弾で第1回「『ナイキ』と『アディダス』 ブランド対決の歴史をさくっと振り返る」、第2回「ナイキとアディダスに学ぶ ファンを増やす企業文化とは?」の続きです。
ファストフード業界などの他のカテゴリーと異なり、小売業界のライバル会社は、直接的な口論や罵り合いを避ける傾向にある。それでもNikeとAdidasの競争は今も続行中で、両者はそれぞれの価値観に基づいてオフラインおよびオンラインで行動している。両ブランドともランニングをルーツとしているが、Nikeはスポーツウェアブランドとして、Adidasはストリートウェアとライフスタイルのアプローチを中心に、クールな要素を加えているようだ。
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