スマホやSNSアカウント内に保存された写真の枚数や内容などを調査しています。
博報堂生活総合研究所は15〜34歳男女2080人を対象に、「スマートフォン・SNS内の保存データ調査」を2020年9月に実施しました。ここでは2020年9月時点で15〜24歳の男女をZ世代、25〜34歳をミレニアル世代と定義し、それぞれの世代に対してスマートフォンやSNSアカウント内に保存された写真の枚数や内容などを調べています。
分析の結果、「写真」アプリ内にある写真・動画の平均保存点数はZ世代で2914.0点、ミレニアル世代で3568.5点でした。
保存されている写真・動画の種類では「スクリーンショット」の構成比率がZ世代(16.1%)はミレニアル世代(11.7%)に比べ高く、特に10代後半では22.9%と突出しています。この年代がWebサイトや動画、SNSなどで「スクリーンショット」を多用していることがうかがえます。
「写真」アプリ内機能が識別した写真・動画中の人物上位5人と、その人物ごとの写真・動画の平均保存点数を世代別に比較すると、Z世代、ミレニアル世代ともに最も多く保存しているのは「自分自身」(Z世代:160.4点、ミレニアル世代:184.0点)の写真・動画で、「友人・知人」と「芸能人」がそれに続きました。しかし、Z世代の中でも10代後半でみると「芸能人」が構成比の4割以上(43.3%)を占め、「自分自身」(19.8%)を大きく上回りました。
推し(好きなアイドルやキャラクターなど)に対して積極的に投資し、「推ししか勝たん」「推しが優勝」などの言い回しも定着した10代の特徴がよく分かる調査結果と言えそうです。
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