Acquiaの過半数株式を取得――Vista Equity Partners成長を加速

パートナーシップによりデジタル体験プラットフォーム市場での存在感を高める狙い。

» 2019年09月25日 22時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 Acquiaは米国時間2019年9月24日、Vista Equity Partners(以下、Vista)から過半数の投資を受けることで最終合意に達したと発表した。

 Acquiaは大規模Webサイト向けのオープンソースCMS(コンテンツ管理システム)である「Drupal」創始者兼プロジェクトリードのドリス・バイタルト氏が創業。このDrupalを中核としたデジタル体験プラットフォーム「Acquia Experience Platform」を提供している。2019年5月にはオープンソースのマーケティングオートメーション(MA)ツール「Mautic」を提供するMauticを、同9月にはローコード開発プラットフォームを提供するCohesionを買収した。

 一方のVistaは企業向けテクノロジー関連に特化した大手投資会社で、2016年5月にMarketoを約17億9000万ドルで買収して企業価値を向上させ2018年10月に約47億5000万ドルでAdobeに売却したことで知られる。

 Acquiaのプレスリリースによれば今回のパートナーシップはオペレーションの専門知識を提供し、アクイアの成長軌道を加速させるものになる。数社の既存投資家は、引き続き株式を保持する。Acquiaは引き続き独立して運営される。

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