オープンソースCMS「Drupal」商用版提供のAcquiaが日本市場に本格参入世界の大規模サイトが利用

Acquiaは、日本支社としてアクイアジャパンを設立したと発表した。

» 2018年12月14日 18時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 大規模Webサイト向けのオープンソースCMS(コンテンツ管理システム)である「Drupal」の商用版を提供するAcquiaは、日本支社としてアクイアジャパンを設立。日本市場に本格的に参入することを発表した。

 Drupalは、Nasdaqとなどの政府機関や大企業のWebサイト構築に用いられるオープンソースのCMSだ。現在110万を超えるWebサイトで使用されており、11万3000人以上に及ぶ世界最大級のオープンソースコミュニティーによって支えられている。

 AcquiaはDrupalの創始者兼プロジェクトリードであるドリス・バイテルトが創業し、Drupalを中核とするデジタル体験プラットフォームを全世界で提供している。アジア太平洋地域では4つの支社を構え、2018年8月に発表されたガ―トナーの2018 Magic Quadrant for Web Content Management(2018年版Webコンテンツ管理分野のマジッククアドラント)において、5年連続となるリーダーに選ばれている。

 Acquiaのデジタル体験プラットフォーム「Acquia Experience Platform」は、デジタル体験を構築、管理、最適化するためのクラウドテクノロジーを提供。個々のユーザー属性や行動に基づくコンテンツのパーソナライズやEコマースとの連携、数百から数千に及ぶマルチサイトの一元管理を実現する。

 さらに、ネイティブアプリ、デジタルサイネージ、チャットbot、会話型インタフェース、AR/VRなどさまざまなチャネルやデバイスへ、コンテンツを配信する次世代のヘッドレスCMS環境を提供する。

 日本では、アステラス製薬やオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)をはじめとする大企業がAcquiaを導入している。また、パートナーエコシステムは、アンダーワークス、ANNAI、エヌ・ティ・ティレゾナント、MRM/McCANN、関電システムソリューションズ、CI&T、ジェネロ、デジタルサーカス、電通アイソバー、博報堂プロダクツといったデジタルエージェンシーや、システムインテグレーター、Drupalコンサルタンシーなどで構成されている。

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