データサイエンティスト協会は一般消費者1643人を対象に「匿名加工情報」利用に関する意識調査を実施しました。
匿名加工情報とは個人情報を加工して特定の誰かを識別できないようにしもので、現在の個人情報保護法では、企業は一定のルールさえ守れば本人の同意を得ることなく匿名加工情報を利活用することができます。
しかし、現時点では企業側にレピュテーションリスク、つまり「気持ち悪い」といった消費者の反発を回避しようとする動きが強く、データの自由な流通・利活用はほとんど進んでいないのが現状です。
実際、消費者は匿名加工情報についてどう思っているのかが気になるところですが、今回の調査で明らかになったのは、そもそも匿名加工情報に対する認知の圧倒的な低さでした。
匿名加工情報を知っているか尋ねた質問に対して「知っている」と答えた回答者は15.9%。 そのうち、匿名加工情報の内容まで知っていた回答者はわずか3.8%にとどまりました。
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