データサイエンティスト協会ならびにスキル定義委員会は12月10日、データサイエンティストの「ミッション、スキルセット、定義、スキルレベル」を公開した。
昨年5月、同協会が設立された際に課題となっていた「『データサイエンティスト』という言葉の定義の欠落とバズワード化」などに対して取り組んだ成果で、特に「データサイエンティストに必要とされるスキルセット」と「スキルの育成と評価のための軸、基準を作る」ことに主眼を置いて作成されたもの。2014年11月27日に開催された「データサイエンティスト協会1stシンポジウム」において、スキル定義委員会より「データ社会に求められる新しい才能とスキル」として発表された。
本発表において、まずデータサイエンティストのミッションとは、データ社会の中で「人間を数字入力や情報処理の作業から開放するプロフェッショナル人材」であり、「『データの持つ力を解き放つ』ことが新しい時代におけるデータプロフェッショナル、すなわち『データサイエンティスト』のミッション」と定義。またスキルセットに関しては、「ビジネス力」「データサイエンス力」「データエンジニアリング力」の3分野で構成されるとし、「どれか1つでも欠落してはいけない」としている。なお、これらの3分野は、課題解決フェーズによって中核となるスキルが変化する。
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